用語解説
一般信用取引とは、投資家と証券会社の間で取引条件を自由に決定できる信用取引のことです。制度信用取引とは異なり、決済期限や金利、貸株料などを両者の合意に基づいて設定することができます。
最大の特徴は、多くの証券会社で返済期限が無期限または長期間に設定されていることです。制度信用取引の6ヶ月という決済期限に縛られることなく、長期的な投資戦略を実行できます。また、取引対象銘柄も幅広く、原則として上場初日から取引可能な銘柄も多数含まれています。
一般信用取引では証券金融会社を利用せずに証券会社が直接資金や株式を調達するため、逆日歩（品貸料）が発生しません。これにより、制度信用取引で発生する追加コストを気にすることなく取引を行うことができます。ただし、一般的に金利や貸株料は制度信用取引よりも高く設定されており、証券会社の在庫不足により強制決済される可能性もあります。